手・指・肘の痛み 手・指・肘の痛み

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京都市下京区七条御所ノ内本町89-1
クリニックモール西大路2階

手・指・肘の痛み HAND

手・指・肘の症状

担がかかる部位だから
こそ適度な休息を

パソコンやスマートフォンなどの長時間操作や、細かく手指を使う作業をした際に溜まった疲労が原因で痛みを伴うことがあります。
手・指・肘は、日常生活の中でも使用頻度が高く、負担がかかりやすい部位なので、普段から適度に休憩を取って休めることを意識するようにしましょう。
また、テニス肘などの診療も行っておりますので、痛みや違和感を抱いたらお早めにご相談ください。

icn こんな場合はご相談ください
  • 突き指をしてしまった
  • 指の付け根が痛い
  • 手、手首が痛い
  • 手が動かしずらい
  • 手がしびれる
  • 肘が痛い
  • 手にしこりがある
  • 肘が曲がらない

よくあるご質問

patient
Q
突き指をしてしまったのですが、どんな応急処置をすれば良いですか?
sensei
A
突き指した場合は骨折している可能性もありますので、まずは固定をすることが大切です。割りばしやボールペンなど固い棒状のもので固定するだけで痛みが軽減しますので、固定したうえで受診するようにしましょう。
突き指は、骨折していたり、ひどい場合は伸びない指になってしまうこともありますので、放っておかずに病院にいくことをおすすめします。
patient
Q
指の曲げ伸ばしをすると痛むのですが、どんな疾患が考えられますか?
sensei
A
ケガがなくて痛む場合には、腱鞘炎、ばね指、関節リウマチなどが考えられます。
年齢や性別、家族歴を聞くなどの問診や検査の上診断いたします。
patient
Q
手首を捻挫してしまったようなのですがどんな治療を行いますか?
sensei
A
まずレントゲンで骨折の有無を確認します。
骨折をしていて手術が必要な場合は連携病院へ紹介し、手術が不要ならギプス処置を行います。
骨折が無い場合は、TFCC損傷といわれる軟骨組織などの骨折以外のケガがないかを確認し、超音波治療やブロック注射など診断結果に基づいて治療を行います。
patient
Q
スポーツでよく肘を痛めてしまうのですが、予防する方法はありますか?
sensei
A
痛めてしまう原因は大きく3つあります。
①肘そのものが悪い、②フォームや身体の使い方が悪い、③身体の柔軟性が低いの3つです。
①の場合は、電気や超音波、リハビリなどで治療を行います。
②の場合は、野球経験者の理学療法士がいますので、痛くならないようなフォームの指導をいたします。
③の場合は、脊椎~体幹、下半身のストレッチなどの柔軟性を上げる指導を行い、腕だけで投げないよう指導をいたします。
patient
Q
肘のケガでリハビリを行いたいのですが、どんな方法で行いますか?
sensei
A
ケガから2週間は急性期のため、安静にしておき経過を観察します。
その上で痛みが続く場合は電気治療を中心に行っていきます。
動きが悪く可動域制限がある場合は理学療法士による運動器リハビリも行います。

代表的な疾患

へバーデン結節・ブシャール結節

人差し指から小指にかけて赤く腫れて痛みを伴い、指の動きの鈍化や握力の弱化などの症状が現れる原因不明の疾患です。また、第一関節に発症するとヘバーデン結節、第二関節に起こるとブシャール結節と呼ばれており、症状が似ているため関節リウマチと間違えやすいですが、水膨れのような粘液嚢腫ができることもあり全く異なります。手指を頻繁に使う方の発症が多く、40代以降の女性に多く見受けられます。

腱鞘炎(ばね指・ドケルバン)

長時間の執筆や指を使った作業によって、指の付け根付近に力が加わり、腱や腱鞘に炎症がおきている状態です。指の付け根に痛みや腫れ、熱感などの症状が現れ、悪化すると指が動かなくなる「ばね指」になる可能性もあります。手指をよく使う人がかかりやすく、糖尿病やリウマチ患者、更年期や妊娠出産期などの女性にも多く見られます。

拇指CM関節症

指を構成する中手骨と、手首を構成する骨の列との間にはCM関節があり、握る・摘まむといった動作をした場合、この関節に大きな負担がかかります。長時間の負担がかかる作業などによって、CM関節が変形性関節症を起こしたものが拇指CM関節症です。症状として、親指を動かす時に手首に痛みを感じたり、親指が開きにくくなったりします。

手根管症候群

突発的な発症が多く原因不明の疾患ですが、更年期や妊娠出産期の女性に多く見受けられます。手首にある手根管内の正中神経が圧迫されている状態のことで、症状としては人差し指と中指にしびれや痛みを生じます。悪化すると親指から薬指までしびれ、人差し指と親指で輪が作れなくなることもあります。

ガングリオン

手首の関節周辺や腱鞘などの場所に、ゼリー状の物質が詰まって膨らんだ腫瘤ができる疾患です。小粒のものからピンポン玉大のものまで大きさや硬さは様々で、基本的には良性のものが多いですが、稀に神経を圧迫してしびれや痛み、運動麻痺などを起こす場合があります。また、ガングリオンは手首周辺だけでなく、全身に発症する可能性があります。

TFCC損傷
(三角線維軟骨複合体損傷)

手首の小指側に存在するTFCC(三角線維軟骨複合体)は、手首を支え、手首を動かす時にはクッション的な役割を果たしています。このTFCCが、手首の酷使や加齢などの原因により変形してしまうことで、手首の小指側半分から手の甲にかけて痛みを生じます。

変形性肘関節症

仕事や運動などによる肘関節の疲労や外傷、関節炎などが原因となって発症します。肘を動かした時の痛みや、肘が一定の角度で固まるロッキングなどの症状が現れ、悪化すると尺骨神経が圧迫されて手指が麻痺を起こす場合もあります。

上腕骨外側上顆炎・・テニス肘

肘の外側の筋肉の酷使によって炎症を起こしている状態のことで、手首を起こしたり、強く握ったりした際に、肘の外側から前腕にかけて強い痛みを感じます。テニスなどでラケットを振るときによく使う筋肉で、テニスプレイヤーが多く発症することからテニス肘とも呼ばれます。

肘部管症候群

骨折や加齢による肘の変形や、神経を固定する靭帯やガングリオン(関節にできる腫瘍)などによる圧迫が原因で発症します。肘の内側で尺骨神経が圧迫および牽引されることによって発症する神経障害の一つで、小指や薬指の一部にしびれが生じ、悪化すると指が変形することもあります。