足・股・膝の症状
日常生活を不便なく健康に過ごすために
足や膝の痛みは歩行能力の低下につながり、お買い物にも出られないなど日常生活に大きな支障をきたします。
症状によっては、歩くことや階段の昇降なども苦痛に感じ、外へ出ることを躊躇するようになってしまいます。
痛みがある状態で生活を続けることは症状の悪化に繋がりますので、少しでも痛みや違和感を抱いたらご相談ください。
こんな場合はご相談ください
- 足が痛い
- 足がしびれる
- 股関節が痛い
- 足がむくんでいる
- 膝が痛い
- 足にしこりがある
よくあるご質問
外反母趾は、足の中の筋肉(内在筋)がだんだん固まることで、親指の変形が進行していく疾患で、足底腱膜炎は土踏まず(足底腱膜)の動きが低下する疾患です。
疾患に応じて装具を作製したり、リハビリを行ったりしています。
それだけでも痛みが和らぎます。
アイシングも効果的ですので、その上で受診すると治療がスムーズです。
変形がある場合は関節注射やリハビリ、必要に応じて薬も処方します。
変形がない場合でも、変形の初期段階の場合もありますので、診察所見に合わせて適切な処置を行います。
外反母趾の治療は、足の指をグー・パーするような運動や、タオルを使用した運動などを症状に合わせてご指導させていただいています。
変形性股関節症と関節唇損傷は年齢的な変化、臼蓋形成不全は生まれ持った骨の形の異常により発症することが多いです。
代表的な疾患
外反母趾
足の親指が人差し指のほうに曲がり「くの字」になってしまう状態のことで、突き出した部分が履物に当たって痛みを感じます。主な原因は自分の足に合っていない履物を履くことで、親指の付け根が圧迫されて変形します。特にハイヒールによって外反母趾になる女性が多く、中年になると肥満や筋力低下にも影響します。
扁平足
足の裏は通常アーチ構造になっていますが、加齢や体重の負荷などが原因でこのアーチが失われてしまう状態を扁平足と呼びます。幼児期に生じる扁平足は、成長とともに改善することが多いので比較的問題ありませんが、成人の場合は様々な症状を引き起こす可能性があるので注意が必要です。重症の場合は手術が必要になることもあります。
変形性膝関節症
老化や肥満などにより膝の軟骨が擦り減ったり変形したりすることが原因で、歩行時などに膝の痛みを生じます。初期段階では動作時に痛みを感じる程度ですが、末期になると安静時も痛みが取れないほどに進行します。これらの症状は、60歳以上の男性や50歳以上の女性の方に多く見られ、代表的な膝が痛くなる病気です。
変形性股関節症
股関節の軟骨が擦り減ることで関節や骨が変形する疾患で、股関節から大腿部にかけて痛みを感じます。悪化すると関節の変形に伴う痛みのために歩行困難になる可能性もあります。明確な原因がなく発症する特発性と、外傷や疾病が原因となる続発性に分けられており、日本人の場合はほとんどが続発性で先天性股関節脱臼と臼蓋形成不全によるものが考えられます。
変形性足関節症
捻挫や骨折、加齢などの原因によって足首の関節軟骨が損傷して炎症が起こり、足首に痛みを生じます。悪化すると足関節が内側や外側に傾き、激しい痛みを伴う可能性があります。軟骨は、一度擦り減ってしまうと再生しないため、変性を抑えるためにも早期の治療をおすすめします。
こむら返り
「こむら」とはふくらはぎの別名で、筋肉が異常に収縮して痙攣を起こすことによって一時的に強い痛みを感じます。ふくらはぎ以外にも、足の裏や太もも、胸など身体の様々な部位で発症しますが、基本的には数分間で症状が治まります。妊娠中や高齢者の方は特に発症しやすいと言われています。
足底腱膜炎
踵から足の指の付け根まで伸びている組織が炎症を起こしている状態で、踵や土踏まずに痛みを生じます。ジョギングやマラソンなどのスポーツをする方に多くみられ、足底腱膜に繰り返し負荷がかかるような動きが原因となって症状を引き起こします。スポーツをしない方でも、中高年や長時間の立ち仕事をする方には多く発症する疾患です。