腰の症状
腰痛の慢性化には注意しましょう
腰痛の原因は、筋肉や骨など身体の疲労によるものだけではなく、精神的・心理的要因や内臓の病気など内科的疾患によるものもあります。
また、生活習慣の乱れや、身体へ大きな負担をかけ続けたりすると腰痛を発症する可能性が高くなります。
腰痛でご来院される患者さまは特に多くいらっしゃいますので、なるべく早めにご相談ください。
こんな場合はご相談ください
- 少し前から腰が痛い
- 腰に違和感がある
- ぎっくり腰になった
- 腰にしびれがある
- 腰がだるい
- 起き上がるのがつらい
よくあるご質問
骨による痛み、筋肉による痛み、神経による痛み、椎間板に伴う痛みなど原因は様々ですので、問診や検査をして痛みの原因を突き止めます。
症状に合わせて腰の牽引、電気治療、運動器リハビリなどを行います。
問診やレントゲンによる診断を行います。
状況に応じてMRI(他の医療機関)も行い診断します。
この椎間板やその周りが20歳過ぎから少しづつ傷み、傷んだところから椎間板の中身が外に飛び出し、近くにある神経を刺激して神経痛が生じると言われています。
どなたでも起こる可能性があります。
ヘルニアは腰に負担がかかる仕事をされている方になりやすいと言われており、腰に負担がかからない方の約3倍の危険性があると言われています。
また、喫煙や遺伝的な要因も言われています。
治療方法はコルセットの処方や、体幹を強化するリハビリ、腰椎・体幹を安定化させる運動を行うことで予防することができます。
代表的な疾患
腰部脊柱管狭窄症
疲労や加齢などによって変形した椎間板と、椎間関節や背骨から突出した骨や靭帯などで神経が圧迫され、血流が低下することで発症します。太ももや膝から下にしびれや痛みを生じますが、腰への痛みに関しては安静にしていればほとんど感じません。また、椎間板ヘルニアと比較して中高年の発症が多いのも特徴の一つです。
腰椎椎間板ヘルニア
長時間のデスクワークや、運動などによる腰への負担が要因となって発症します。椎間板は背骨を繋ぐクッションの役割を果たしていますが、加齢などの要因で断裂して一部が突出し、神経を圧迫することが原因です。症状としては、腰や臀部の痛みをはじめ、足のしびれや痛みなどが現れます。
側弯症
通常は小児期にみられる脊柱変形を指しており、背骨が左右に弯曲した状態です。発症率は約1~2%で思春期の女子に多くみられますが、その中でも約6~7割は原因不明の突発性側弯症です。肩や腰の高さの違い、胸郭の変形、肋骨・胸部の隆起などの変形が生じ、悪化した場合は心肺機能の低下や腰背部痛につながる可能性もあります。
変形性腰椎症
加齢によって椎間板の弾力性が無くなってくると、椎体が硬直化し骨棘と呼ばれるトゲのような出っ張りができます。この骨棘が神経を刺激したり圧迫したりすることが痛みを引き起こす原因となります。中年以降では普通にみられる状態で、下肢のしびれや冷間、腰から臀部へかけての広範囲の痛みが主な症状です。また、変形性腰椎症が悪化して背柱管が狭くなった状態を腰部脊柱管狭窄症と呼びます。
急性慢性腰痛症
腰痛を引き起こす疾患を総称して腰痛症と呼び、急性のものから、半年以上症状が続く慢性腰痛などがあります。その原因は様々で、身体的負担だけでなく運動不足や肥満、ストレスなどの精神的なものも関係すると考えられています。椎間板ヘルニアなど腰椎の異常だけでなく、がんの骨移転や骨への細菌感染など重度な疾病の可能性もありますので、少しでも変だなと感じたら早めの検診をおすすめしております。