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肋骨の痛みについて

肋骨(ろっこつ)の痛み・・もしかして骨折かも?
〜知っておきたい原因と注意点〜
看護師の寳野です。
今回は肋骨骨折の原因や注意点をご紹介します。
「胸の辺りがズキっと痛む」
「咳やくしゃみをすると痛い」
「寝返りを打つのもつらい」

そんな時、肋骨(ろっこつ)に骨折があるかもしれません。
肋骨は、胸のまわりを囲むように内蔵を守っている骨です。
転倒したり、ぶつかったり、スポーツ中の衝撃で骨折することがあります。
実は、「骨が折れる程の衝撃がなかった」と感じる方でも、強い咳やくしゃみ、日常の動きで骨折することもあります。
特に、高齢者の方や骨粗鬆症のある方は注意が必要です。

💡打撲と骨折の見分け方
肋骨の骨折は外から見ても分かりづらく、「ただの打撲かな?」と思い受診が遅れることもあります。
次のような症状がある場合は、骨折を疑いましょう。
・押すとピンポイントで強い痛みがある
・深呼吸・咳・笑いなどで痛みが強くなる
・寝返りや体を捻ると痛みが走る
・痛みのある部位が腫れてる、内出血がある
→レントゲンでは映りにくいこともあるため、症状で判断することもあります!

💡気胸(ききょう)のサインかも!!??
多くの肋骨骨折は安静で自然に治りますが、中には肺を傷つけてしまう可能性もあります。
次のような症状がある時はすぐに、総合病院に受診してください!!
・息がしづらい、呼吸が浅くなる
・顔色が悪い、めまいや冷や汗が出る
・胸の皮膚の下に「プチプチ」した空気のような感触(皮下気腫)
・咳や呼吸のたびに痛みが強くなる これらは気胸(ききょう)という状態のサインです!!!
我慢せずに早めに総合病院に受診してください。

🏠自宅での過ごし方 医師の診察で肋骨骨折と診断された場合、多くは手術せずに自然治癒を待つことになります。
・無理に動かさず、安静を保ちましょう
・冷やすと痛みが安らぎます(アイスパックなどで15〜20分程を目安に)
・咳やくしゃみの時はタオルで胸部を軽く押さえると楽になります。
当院ではバストバンド(胸部の固定)を装着して固定の効果があれば処方しています。

最後に 肋骨骨折は「安静」が1番の治療です。
痛みがある時は我慢せずに、ご相談ください!!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。