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足関節靭帯損傷(足関節捻挫)について

看護師の内海です。
スポーツや歩行時の段差などで足関節をひねった際に起こりやすい足関節靭帯損傷について説明します。

・靭帯損傷とは
靭帯には、関節の骨同士をつなぐ役割があります。靭帯の繊維が部分的または完全に損傷・断裂することを「靭帯損傷」と言います。
足や手をひねった時に、「捻挫」という言葉をよく耳にしたことがあると思いますが、捻挫とは靭帯損傷の軽度なものを指し、レントゲンで骨折や脱臼・関節面の位置関係の異常などが見られない状態のことをいいます。

・足関節靭帯損傷が起こりやすい部位と症状
足関節の靭帯損傷では、段差でつまずいたり、スポーツ活動中に足が内側にねじられたことによって生じる足関節外側靭帯損傷が大半を占めます。
足関節外果(外くるぶし)周辺の腫れや痛み、内出血(※数日後に出現することもあります)、足を内側にひねる動作の痛みが強いことが特徴です。

・応急処置
受傷直後の応急処置の基本は、安静・冷却・圧迫・拳上です。
患部を動かさないようにし、冷やすこと・圧迫することで炎症の進行や腫れ・出血を防ぐことができます。
また、患部を心臓よりも高くすることでも腫れを軽減する効果があります。
※冷却スプレーが使用される場合もありますが、深部組織への冷却効果はありません。氷袋や保冷剤をタオルで巻いて使用するか、氷嚢を使用することが望ましいです。

・治療方法
ギプス固定やサポーターを用いての保存療法を行います。どちらも患部の安静と固定・保護を目的とした治療法です。
ギプスは、骨折の際にも適応となるもので、強固な固定と保護ができます。約3週間程度の固定期間となります。
足関節靭帯損傷の場合、膝下あたりまでをギプス固定し、固定期間中は松葉杖を使用して体重をかけないようにする必要があります(ギプスをした状態で体重をかけて歩行するとギプスが破損し固定力がなくなります)。また、自宅での取り外しはできません。
ただし、松葉杖を安全に使用することができない子どもさんや、松葉杖を使用して日常生活を過ごすことが難しい患者さんの場合は、ギプスではなくサポーターで足関節を固定します。
サポーターはマジックテープで取り外しは可能です。足関節の内側と外側部分に添え木が内蔵されているもので、体重をかけることはできますが、ギプスよりは固定力は劣ります。
固定期間は約4週間程度です。

❝捻挫はよく起こるもの❞、❝放置しておいても大丈夫。折れてないから、そのうち自然に治る❞と思われている患者さんが多いです。
また、固定をした上での生活の不便さや、スポーツの試合を控えているなどの事情で固定をせずに治したいと思われる患者さんもいます。
しかし、適切な治療を受けずに放置していると靭帯に不安定性が残存し、靭帯損傷を繰り返す=ひねりやすい足関節になります。これを、「足関節不安定症」といいます。
足関節不安定症から二次的に関節軟骨の損傷を引き起こすことで変形性足関節症を生じる場合もあります。
将来的なことを考えて、受傷された際は早めの受診と適切な治療をお勧めします。

当院では、靭帯の修復を早める効果がある物理療法や足関節不安定症のリハビリも行っておりますのでお気軽にご相談下さい。