こんにちは。
理学療法士の金光良基です。
先日まで行われていた世界陸上をテレビでご覧になられたでしょうか?
世界トップレベルの選手たちの走りや投げる動作、しなやかで力強いパフォーマンスは圧巻でしたよね。
その中で解説や取材で常に注目されていたのが「体幹の強さ」です。
これはトップアスリートやスポーツをされている方だけでなく、私たちの日常生活動作にもかかせない存在です。
体幹とは、頭や手足を除いた胴体部分のことを指します。
お腹や背中まわりの筋肉がしっかり働くことで姿勢が安定し、体をスムーズに動かすことができます。
体幹が弱いと腰痛や肩こりの原因になったり、関節のずれが起こることで膝や股関節などの痛みにつながることもあります。
前述したとおり、スポーツ動作は特に体幹の強さに直結します。
ランニングではフォームの持続、野球やテニスではスイングの安定、ゴルフではスイングの再現性に影響します。
体幹が強いと「力を効率よく伝える軸」ができるため、動きが安定し、パフォーマンスの向上やケガの予防にもつながります。
ご自宅でも簡単にできる体幹トレーニングを3つご紹介します。
① ドローイン(腹式呼吸)
仰向けで膝を立て、息を吸ってお腹をふくらませ、吐きながらお腹をへこませます。
10回を1セット、1日2〜3セット。
② フロントプランク(体幹全体強化)
肘とつま先で体を支え、頭からかかとまで一直線を意識。
20〜30秒を1セット、2〜3セット。
腰が反らないよう注意。
③ バードドッグ(安定性とバランス向上)
四つ這いの姿勢から、右手と左足を同時に伸ばしキープ。反対側も同様に。
左右10回ずつ、1〜2セット。
体幹の強さは日常生活動作の快適さとスポーツの上達やケガの予防を支える土台となります。
難しい運動でなくても、毎日の少しの積み重ねが大切です。
当クリニックでは、今後、運動教室やランニング講座などを予定しています。
専門的なアドバイスを受けながら一緒に体を動かしてみませんか?
詳細が決まり次第ご案内いたしますので、ぜひご参加ください。