こんにちは!理学療法士の足利です!
突然ですがみなさんは身体を動かすことはお好きでしょうか?
以前より、よもクリの理学療法士の中では筋力トレーニング(筋トレ)ブームを呼んでいます。最近それにさらなる拍車がかかり筋トレ夜の部が密かに開催されていて、退勤後数人の理学療法士がジムに通っています。
参加しているメンバーの目標はみんな同じで、肉体美を手に入れることです。(笑)
今回はそのメンバーの一員である私が、筋トレについて最近の研究から得た知見とともにお伝えしたいと思います!
○筋力トレーニングの概要
筋力トレーニングとはさまざまな種類の負荷をかけて筋を強化するトレーニングの総称と定義されています。
つまりさまざまな種類のトレーニングがあり、腕立て伏せやスクワットなど自身の身体の重さを利用した自重トレーニングやバーベルやダンベルなどの重量物を用いて筋に刺激を加えるウエイトトレーニング、よりさまざまな抵抗負荷(バンドなど)を用いたレジスタンストレーニングがあります。
○疫学研究から見る筋トレのメリット
筋トレを行うメリットとして基礎代謝の向上とそれによる体脂肪の減少、筋力・持久力の向上、スポーツパフォーマンス向上、ストレス解消、見た目が良くなるといったことが思いつきやすいかなと思います。
実はそれ以外にも筋トレのメリットはあって、ここからは疫学研究をもとに紹介していこうと思います。
2019年に筋トレと死亡率に関するシステマティックレビュー(あるテーマについて基準を満たした研究論文を網羅的に収集・分析し、その結果を系統的にまとめたもの)が報告されています。
これには筋トレを実施しない場合と比較して、筋トレを実施している場合は総死亡リスクが21%低い値を示し、有酸素運動と組み合わせることでリスクは40%まで低下したと報告されています。
心疾患による死亡については筋トレ単独での影響は明確ではなかったが有酸素運動と組み合わせると57%のリスク減が認められているそうです。
また別の研究では日本人を対象にした2型糖尿病との関連について検討したものもあり、筋トレを実施しているとBMIや仕事中の身体活動量を考慮したとしても2型糖尿病の罹患リスクが30%低いと報告されています。
このように筋トレを行うことで得られるメリットはたくさんあります!
○筋トレを行う際の注意事項
ここまで筋トレのいい部分だけをお伝えさせていただきましたが、当然デメリットもあります。不適切なフォームや過度な重量、筋トレ前後のストレッチ不足による怪我のリスクがあります。また十分に休息を取らずに過度なトレーニングを続けるとオーバートレーニング症候群になる可能性もあります。
このようなことは自分のペースで行うこと、運動を行うためにしっかり準備をすること、また専門家に確認してもらうことで防げると思います。
ただ注意していても怪我をしてしまうことはありますので、その際はぜひ当院を受診してください!
いかがだったでしょうか。今回私自身調べてみて初めて知ったこともあったので勉強になりました。筋トレは追い込みすぎるとしんどいですが程よくやると楽しいです。(笑)
みなさんもぜひ私たちと一緒に肉体美を手に入れましょう!
以上筋トレについてでした!